ジブリの製作にまつわる話

古くから山で働く人は毎月15日をヤマイエの日として、この日は山仕事はすべて休み山へ入ることが無い様である。現在では災いを避けるためにヤマイエの日として設けていてこの日は神々が行列を作り山を見て歩く日であり、その日に人が山に入ると災いが起きるなどの言い伝えがあるからだそうです。

言い伝えでは、あるものが掟を守らず山へ入った、そこに白鹿に乗った神が通りかかり、神の護衛である野鹿が角で突きその場に倒れ、その戻らない為、翌日に村人が探しにまわると谷底で死んでいたと言う話がある。

また、ヤマイエの日に山に入ると神隠しにあう言う話もある。

屋久島が大好きなジブリ作品の生みの親、宮崎駿の作品にはもののけ姫、千と千尋の神隠しなどがあるが、これら２作品は屋久島からインスピレーションを得た作品なのではないでしょうか。

木の精霊・山姫伝説

豆知識

平成狸合戦ぽんぽこにはジブリ作品に登場する有名キャラクターが隠されていることをご存知でしょうか？私自身も、子供の頃に何度か見ているのですが、気付いたのは大人になってからでした。それくらい見つけるのが難しいというか、一瞬の出来事なので、見過ごす人が多いのです。あらかじめここでそのシーンをご紹介しますので、金曜ロードショーで当作品を見る際は集中して見つけてみてください！

作中の時間で1時間8分頃から～９分の間のほんの一瞬ですので集中する必要がありますので見逃さないようにしてください。

最初に現れるのは、魔女の宅急便の主人公、キキが登場します！一緒に猫のジジが乗っていないのが少し残念ではありますが、この作品に出ているだけでうれしいですね。

続いてはキキが左から右への消えていきますが、キキの進行方向とは逆から紅の豚のマルコが

サボイアS.21試作戦闘飛行艇に乗って現れます。

最期は、両方向からキャラクターが現れます。左からはおもひでぽろぽろの主人公で幼少期のタエ子が泳いで画面左から、トトロがベイゴマにのって画面右から現れます。

作品としても非常に面白いものですが、この様な隠し要素があると2倍楽しめますね。

もう一つの物語

風立ちぬの物語りの中にはもう一つの物語があることは皆様ご存知でしょうか？

それは、作中で堀越二郎が宿泊しているホテルで登場するカストルプの声を務めたスティーブン・アルパートと言った人物についての話である。初めて耳にする人も多い事と思いますが、それは彼はタレントでも、声優でもない実業家である。

現在は退職しているが、スタジオジブリの元取締役会のメンバーであり、15年のあいだ海外事業の責任者を務めていた人物です。ではなぜそんなアルパートが作品の声優となったのでしょうか。

それは、ジブリ内で役員としてはもちろんのことジブリが世界へ作品を発信する際の窓口として動いたり映画祭などで海外に行く際は必ずアテンドを務めてくれる存在でありジブリ内では非常に慕われていた存在で愛称としてアルちゃんと呼ばれていたそうです。

ある日、アルパートの母親が病気にかかってしまい、ジブリを退社し母国アメリカに帰ることになり、仕事仲間としてだけではなく、友情を感じていた宮崎駿は非常に寂しがったそうです。

宮崎駿はアルパートの帰国前に記念になるプレゼントとして何がいいか悩んでいたところ、鈴木敏夫は宮崎駿に似顔絵を描いて送ったらどうかと提案した。

絵を描き始めるもなかなか描けず、アルパートのお別れ会の日になり、本来その場で渡すはずの絵はその場になく、アルパートへ絵を渡せずに帰国してしまった。

しかし、鈴木敏夫が本作の絵コンテを見ていた時に驚いたのが、作中に現れるカストルプがアルパートそっくりだった宮崎駿に聞いたところ、『やっと描けた』と答えたそうです。

by:流れよわが涙、と、おぢさんはゆった

そしてカストルプの声を誰にやらせるかと言う話になり、アメリカからアルパートを呼び、アルパートの声優デビューとなったそうです。